事業分野

患者の幸せのためのヘルスケアビジネス、医師の視点で創りあげる新しい医療文化を目指しています。

主たる関心と事業分野は:
①医療IT、医療情報の基盤整備、
②ヘルスケア分野のマーケティング
③ヘルスケア分野の新規事業開発

■ Yang HaoーYung ( 楊浩勇 ) ■■■

【略歴】:日本国籍、シンガポールの永住権を持つ。神戸にて三代目華僑として生まれ、中学高校はシンガポールに留学。慶應義塾大学医学部卒業後、同大学眼科学医局に入局。その後慶應医学部医療政策・管理学教室、慶應大学院経営管理研究科、慶應大学院経営管理研究科特別研究生を経て、医療系ITベンチャー(株)メディカルデータ・リサーチを立ち上げ、マイクロソフト社等の出資を得る。その後ソフトバンクと米医療情報最大手WebMDに全株を売却。WebMD Japan取締役、日医総研客員研究員、Harvard School of Public HealthのResearch Fellowと、Harvard Business SchoolのRegina Herzlinger 教授に師事。帰国後、グループの関連事業への出資と管理を目的として(株)MHLを設立。

MHLのグループ事業は以下の通りです:

(株)メディウェブ

【医療分野のクラウドコンピューティング、ASP/SaaS開発、ウェブ関連事業】

(株)アイエフ・メディカル 

【健康関連の新規事業開発、サプリメント等商品開発と販売】、

(株)メディカル・ソリューション・サービス

【電子カルテなど医療系ソフトの受託開発】

医療法人健究社


その他役職:

■慶應義塾大学医学部客員講師

■福島県立医大医学部客員講師

■NPO法人Fight For Vison理事



【連絡先】 メール: yang@hci.jp 



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12.16.2009

保有能力と発揮能力

現在、研修医向けの教科書の執筆を依頼されています。臨床医以外にもいえることですので、ちょっとこの「発揮能力とヒューマンスキル」のテーマを。

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あらゆる仕事、また、学校の試験にも言えることですが、人には「保有能力」と「発揮能力」での評価があります。

保有能力がいくら高くても、発揮度が低ければ、結局のところアウトプットが低いと評価を受ける。言うまでもなく、大事なことは発揮能力です。

多くの社会人を見まわして、知識は豊富で勉強熱心であるが、その力を存分にアウトプット(成果)として発揮して、職場や顧客から高い評価を得ているとは限らないことを実感します。

せっかくの保有能力を活かしていないのは、本人にとっても、組織にとっても、社会にとっても大きな損失かと思います。多くの人は、保有能力の向上(勉強やセミナー)に注力するが、「発揮の度合いを上げること」に力を注ぐほうが、早く、そして努力に対しても効率良く成果が得られると言えます。

「発揮の度合いを上げる」ために重要なのがヒューマンスキルを意識することだと思います。

臨床現場では特にヒューマンスキルが要求されますが、なかなかその教育、そして意識がなされていないから、医師など医療従事者に対して、患者さんからの不満が多いのかもしれません。良い医師というのは、ヒューマンスキルが高い先生のほうが評価されやすいように思います。

一口にヒューマンスキルと言っても、含まれる要素は広く、そして奥深いです。医師以外の社会人でも、ヒューマンスキルが言うまでもなくとても大事です。このHSの中でも、特にコミュニケーション、マネジメント(管理運用)、リーダーシップ、プレゼンテーション力(説明と納得)、協調性、共感力が重要であると思います。

特に、この中で「コミュニケーション力」が、全ての基本的スキルとしての基礎であると言っても過言ではないと考えます。コミュニケーションを上げることによって、マネジメントやリーダーシップ、顧客満足向上、他人との気持ちを共感することが、より高まるのは間違いありません。